https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/982d693303f695f164a9898d6353dedfff2c2281
3/28(土) 13:08

 東京・池袋のポケモンセンターで3月26日に女性店員が元交際相手の男に刺殺された事件で、日本テレビが被害者の顔写真を報じたことに批判が集まっています。

 問題となっているのは、日テレが報道で使用した被害女性の中学校の卒業アルバムの写真です。

 写真の入手経路については明かされておらず、事件時に21歳の被害女性の中学卒業時の写真を遺族が提供したとは考えにくいことから、遺族の同意なく公開された疑いが指摘されています。

近年、事件の当事者や関係者に報道陣が殺到する過剰取材、いわゆるメディアスクラムが問題視され、取材姿勢には一定の改善が見られるようになりました。

 しかし今回の報道でわかるように、犯罪被害者のプライバシー保護という観点はまだまだ重視されていないように見受けられます。

とくに疑問に思うのは、容疑者の顔写真すら公開されていない段階で被害者の顔写真が報じられ、さらにその人物像まで詳しく伝えられている点です。

 現時点で明らかになっている事件の背景は、容疑者が過去にストーカー規制法違反の疑いで逮捕されていたことくらいであり、被害者の学生時代の暮らしぶりまで報じる必要性は感じられません。

こうした報道は、突然家族を奪われた遺族にとって二次被害にほかならず、望まない形で写真や人物像が広まることは悲しみをさらに深めるものです。

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